チーム・カンボジア大阪大会(1)

2007.07.10


 何年かぶりに大阪の西成(ワシ的にはニシナリ)に行った。

 昨年6月末、会社が推進する「リフレッシュ休暇制度」を利用して同僚たちとカンボジアに観光に出かけた。「休みを取れ」といいながら、行ったら行ったで「中核となるデスクが示し合わせて観光旅行とは何事だ」的に陰口をたたかれたが、それは無視。

 先週の土曜日、いわれなきひんしゅくツアー1周年ということでチーム・カンボジア(新見・A井、倉敷・T見、大阪・O本、岡山・ワタシ)4人が大阪に集合することになった。御堂筋線動物公園前駅で待ち合わせてディープサウス探検隊を結成。いろいろ見て回った。

 まずは腹ごしらえ。O本氏の案内で、通天閣が見える商店街の角にある串カツ屋へ。適当にメニューを見ながら片っ端から注文。すべて4本づつで、15種類ぐらい。

 しばらく生ビール飲んでいると山盛りになった串カツがテーブルに。「サーロインステーキ」串カツは「レディキラー」の150g 980円ステーキ(横隔膜)の味。数々の得体の知れない食材を気にせず、次々に4人の胃袋におさめる。2回戦で頼もうと思っていた「プチトマト」「ホルモン(油のカタマリをフライにするか!)」などにはたどり着けず降参。しこたま飲んで食って一人2400円(!)。

 以前行ったは串の本数で勘定していたが、今回行った店はメニューが豊富で値段もバラバラ。POS端末(?=ピッっとボタンで厨房にオーダーが入る、華家のヤツ)にも驚いたが、お勘定で並んだ前の客がカード支払いしていたのにはもっと驚いた。ま、この店は観光客向けの例外なんだろうけどね。

 道端でナチュラルに寝ているおじさん、おばさんの数はめっきり減っていた。漫画家の青木光恵(だったと思う)が、「大阪の道端でおっちゃんが寝ているのは当り前。おばちゃんが寝ているところはそろそろヤバいところ」と言っていた。国際陸上が近いのできれいになっているのか。

 ジャンジャン横丁の自動販売機。「缶コーヒー60円」と貼り紙がしてあったが、一体何が出てくるのか。怖くて買わなかった。賞味期限内だが銘柄がバラバラ、何が出てくるか分からない自販機らしい。

 翌日、T見くんと二人で電気街をうろうろ。昼メシに梅田駅のガード下にある韓国料理屋へ。何回か来た事があるので安心してプルコギ定食を2つ頼む。おかみさんがフライパンに材料を入れてしゃもじでかき回すこと5分。カップルが入ってきて彼女はトンカツ定食、彼はプルコギ定食をオーダー。
 あっという間にトンカツ定食は彼女の前に。彼はメシとみそ汁をつついている。
 「ワシらの後でプルコギをもう一人前作っていたら、彼女はトンカツ定食食べ終わってしまうぞ」といらん心配をしていたら、ワシ、T見、彼氏の料理は同時に出て来た。狭い店でカウンターの中は丸見えなのに、2人前のプルコギを後から来た客にも同時にサーブする、他所では見る事のできない力ワザを見せてもらった(笑)。プルコギがうまかったので、もともとの分量を知らない事もあり、黙って750円づつ(正確にはT見くんのオゴリだった)払って店を出た。

 チーム集合前にたまたま新幹線で一緒になったT見くんと日本橋へ行った。パソコンショップそっちのけで、あちこち濃いところを巡った。その「ヲタストリート」については、また別の機会に。